さえずり館セミナー「あなたもきっとにじゅうまる 地球と生命の20の約束を守ろう!」開催しました。

にじゅうまるプロジェクトらしい?!セミナー

農家、学生、気候変動枠組条約を学んでいる人が大集合

 

6月5日に丸の内さえずり館で行われた「あなたもきっとにじゅうまる 地球と生命の20の約束をまもろう」は、様々な質問、意見が飛び交うセミナーとなりました。

内容は?

今回のセミナーは、世界目標である愛知ターゲット達成を目指す「にじゅうまるプロジェクト」とは?どんなグループが関わっているのか?をみっちりと紹介するものでした。

初めはIUCN-J事務局の道家が「にじゅまるプロジェクト」(http://bd20.jp/)について説明。続けて、日本自然保護協会の志村さんが、辺野古サンゴ礁の現状や、愛知目標10「サンゴ礁など、脆弱な生態系を守ろう」達成に向けた「辺野古のサンゴ礁を守るため意見を送ろう!」プロジェクト(http://goo.gl/t4ynl)を紹介しました

最後にラムサールネットワーク・日本の安藤さんが、愛知目標の田んぼバージョン「水田目標」(http://goo.gl/v9bWs)の取り組みのお話をされました。

恒例の質疑応答タイム。

全体の話が終わった後、先人を切っての質問は、これから農業を始められるという方で、「畑をやってる人も関われないの?」というもの。にじゅうまるプロジェクトの目標7や目標13といった一次産業に関係する目標を紹介しつつ、現状では畑に関係する農家さんは登録しにくいという問題もあがりました。

また、気候変動枠組条約を学んでいる方からは、生物多様性条約と気候変動枠組条約との関係性は?という質問もありました。

気候変動枠組条約の目的は、地球の気温上昇を抑えることです。それに対し生物多様性条約は気候変動枠組条約が失敗したとき、その急激な環境変化へ対応するため、生物多様性が維持された環境が必要であるという保険的な考えを含め作られているそうです。

そのほかには、環境アセスメントの現状での問題点についての言及もあり、分からない、または対象外の項目への考慮が必要だ、という意見がありました。

いま流行のメガソーラーは生物多様性には悪影響ではないのかとい質問も。これには今後検討が必要という回答がでました。

 

講師陣が一方的に話す形ではなく、多様な立場の人が一同に集い、情報交流が行われたさえずり館セミナー。様々な人を巻き込んでいくことも目的としてる「にじゅうまるプロジェクト」らしい、大変濃い時間となりました。

また次回のセミナーも楽しみですね!次回は6/19の「明日からあなたも『水の語り部に』~映像を活用したファシリテーション講座~」です。ご参加、お待ちしております。