登録事業紹介 活動名: Come Back Goose-甦れシジュウカラガン! 日本の空に- ◆日本雁を保護する会◆
かつては日本へ多数飛来していた冬の渡り鳥シジュウカラガン。
20世紀初頭にその繁殖地である千島の島々へ毛皮目的で放されたキツネに捕食され激減。
群れとしての飛来は途絶え、絶滅危惧種(CR)となってしまいました。
日本雁を保護する会は、この群れを再び日本の空に甦らせる取り組みを1983年以降、仙台市八木山動物公園、ロシア、米国と共同で行なってきました。
1995年から2010年までの間に、繁殖地の千島列島での計13回 551羽が放鳥され、
その結果、最近日本への飛来数が増え、2010/11越冬期に、初めて100羽を超え、翌年度には200羽を超えるところまできました。
この群れを、2020年までに絶滅の危機脱出の目安となる1000羽まで増やし、生物多様性の向上に貢献することをめざしています。
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北米にいる大型亜種カナダガンは、同様に一時激減したそうですが、
人工繁殖やキツネ駆逐など継続的な種の保存努力によって、
現在では民家の近くでもよく見られる鳥となり、人為的回復の一例とされています。
以前にインターンをしていた米国の首都ワシントンD.C.のモール付近でも見た記憶があります。
2020年までに、日本の空でもシジュウカラガンを!!
目標を達成して、◎(にじゅうまる)を手をしましょう。
投稿:石黒(にじゅうまるスタッフ)