COP14報告会@大阪を開催しました。
生物多様性条約COP14報告会「生物多様性課題の世界と関西の潮流を読み解く~COP14の報告から学ぶ~」 (3月20日(水))を大阪府・大阪市にて開催しました。関西で生物多様性の課題に取り組む行政・企業・研究者・市民を対象とし、参加者は一般募集をせず、事務局からお声がけする形式で実施しました。
当日は、25名以上の参加者があり、COP14の最新の動きを考えると共に、ポスト愛知目標(ポスト2020枠組み)に関する意見交換も行われました。意見交換では、2010年から2020年までの10年間を振り返り、関西での生物多様性の取り組みによってどこまでの課題が解消し、どの課題が未解決なのか、2010年に想定されていなかった新たな課題は何で、それをどう克服すべきかなど、課題意識の共有と今後の行動のあり方について共有しました。
参加者からは、地域のNGOの高齢化への対策、相続をきっかけとして森林の売却や、管理者の不在などが頻発することで起きる自然と地域の課題の意見も出される一方で、民間企業との連携や、NGO同士がネットワークを広げられる機会作りなどが進んでいるなどの報告もありました。
概要
日時:2019年 3月20日(水)13:00~16:00
場所:三菱UFJリサーチ&コンサルティング(株) 大阪事業所
主催:国際自然保護連合日本委員会・生物多様性協働フォーラム事務局
会場協力:三菱UFJリサーチ&コンサルティング(株)
共催:日本自然保護協会、生物多様性わかものネットワーク
協力:環境省
・プログラム
司会進行:橋本佳延(兵庫県立人と自然の博物館)・西田貴明(MURC)
開会挨拶・主旨説明
道家哲平(国際自然保護連合日本委員会)
講演1 生物多様性施策の世界潮流~COP14の報告
道家哲平(国際自然保護連合日本委員会)
島田ゆり子(生物多様性わかものネットワーク)
講演2 生物多様性施策の国内潮流~国の施策の10年の動向と今後の展望
尼子直樹(環境省)
意見交換会~関西の生物多様性に関わる動向と課題の共有
*本事業は、平成30年度環境再生保全機構・地球環境基金の助成を受けて開催しました。