EPOC自然共生分科会にてIUCN-J事務局長が講師を務めました

6月19日(水)にEPOC(環境パートナーシップ・CLUB)の自然共生社会分科会セミナー@名古屋にて、IUCN-J事務局長の道家哲平が講師を務めました。
このセミナーには、EPOCの一員である中部地方の企業や行政の方が参加されました。

道家事務局長は「企業と生物多様性 10年の振り返りとこれからの10年」というテーマで80分間のプレゼンを行いました。
プレゼンでは、生物多様性条約やIUCNの動き等の国際動向をふまえ、企業と生物多様性の歴史や展開の振り返り、生物多様性をマネジメントするための具体的なツールの紹介、にじゅうまる宣言された取り組みの紹介、を軸に幅広くかつ包括的に話題を展開しました。最後は、マイクロプラスチックをはじめとする環境問題やSDGsを踏まえ、これらかの10年に何をしなければいけないのか、という説明を行いました。

 

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プレゼン後には、参加者の方が何を学んだのか・どこが疑問だったのかなどの感想を共有するWSが開かれ、今回のセミナーを通して新たな学びやツールが得られたという意見が多かった一方で、具体的にツールをどのように使用していくか、環境に関わる重要な情報を今後どのように収集すればよいのか等、セミナー受講後に、実際に活動につなげるためにはどのようにしていったら良いのか、という疑問や、“No net loss”“自然資本会計”などの言葉の意味がわからない、という用語の難しさを挙げる意見が見られました。

IUCN-J
矢動丸琴子