にじゅうまるプロジェクト登録事業から国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)連携事業が認定されました

9月24日に環境省の報道発表があり、「国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)」が、にじゅうまる登録プロジェクトから、推奨事業の認定を発表しました。

UNDB-Jは「にじゅうまるプロジェクト」の登録事業等から、国、自治体、NPO、事業者、教育機関などの「多様な主体の連携」、生物多様性の保全及び持続可能な利用に対して具体的な効果が期待されるといった「取組の重要性」、参加者や支援者の増加により事業効果のさらなる向上が期待されるといった「取組の広報の効果」などの観点から総合的に判断し、UNDB-Jが推奨する事業を認定することとしています。

今回は、2012年7月末段階の登録プロジェクトから、以下の10の連携事業が認定されました。

地域 事業名 団体名
全国 田んぼの生物多様性向上10年プロジェクト ラムサール・ネットワーク日本
全国 生物多様性の道プロジェクト 公益財団法人日本自然保護協会
全国 Earthwatchにじゅうまるプロジェクト
市民参加型生物多様性調査による環境リテラシーの普及
アースウォッチ・ジャパン
全国 Web約款で日本の自然を守ろう!
SAVE JAPAN プロジェクト
株式会社損害保険ジャパン
全国 ウミガメ類の生態調査・生息環境保全プロジェクト 日本ウミガメ協議会
東北 海と田んぼからのグリーン復興プロジェクト 海と田んぼからのグリーン復興プロジェクト
中部 味わって知る 私たちの海 伊勢・三河湾流域ネットワーク
近畿 御所実業高校農業クラブ School Gene Farm Project 奈良県立御所実業高等学校農業クラブ
四国 徳島での生物多様性地域戦略の策定に関するプロジェクト 生物多様性とくしま会議
中国 トンボの里プロジェクト 真庭・トンボの森づくり推進協議会

環境省報道発表資料(9月24日)

「国連生物多様性の10年(United Nations Decade on Biodiversity)」とは、2011~2020年の10年間をさしています。この国連生物多様性の10年では、COP10の各種決議とくに愛知ターゲットの達成に、国連機関や加盟国など国際社会が協力することを呼び掛けています。

今回、10の連携事業が認定されたことにより、現在活動を行っている様々な主体が刺激を受け、今後国内のあらゆる主体が連携をとりつつ、生物多様性の保全とその持続可能な利用の確保に取り組むことが加速してほしいと思います。また、日本全体として愛知目標の各目標の達成に貢献していく一歩として、にじゅうまるプロジェクトへの登録を今後とも進めたいと思います。

 道家哲平(NACS-J)、宮寺宏一(にじゅうまるプロジェクトスタッフ)