登録事業紹介 活動名: 「ハチ北高原ウスイロヒョウモンモドキの環境再生活動」
登録事業紹介
活動名: ハチ北高原ウスイロヒョウモンモドキの環境再生活動
運営団体: 一般社団法人 ハチ北高原自然協会
にじゅうまるプロジェクトの登録事業のご紹介です。
ハチ北高原は、スキー場であるが但馬牛の牧場であった。但馬牛の放牧によって草原環境が維持され、それによってオミナエシやキキョウなど草原性の植物が生育する環境が維持されていた。更にオミナエシを餌とするウスイロヒョウモンモドキ(環境省のレッドデータブック記載絶滅危惧種)が生息していたが環境の変化によってこの地域から姿を消してしまい、今では鉢伏山の西方高丸山付近等に一部生息しているのみである。再びこれらの昆虫、植物の環境を取り戻すため、 地域住民や専門家の協力を得ながら活動を行う。
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草原という環境は、日本の気候では、放っておくと失われてしまう場合が多いといわれています。火入れや採草・萱場利用など、生業あるいは文化ともよべる人の営みによって維持されてきた環境です。そしていま最も危機的状況にある生態系。一度失われてしまった環境を取り戻すのは難しいのですが、この事業ではその困難な課題に挑んでいます。関わる人それぞれの強みを生かしながら、長く継続していってほしい活動ですね。
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団体サイト http://www.hachikita.jp/
投稿:三井(にじゅうまるスタッフ)
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