子どもも高齢者も生きものも超イキイキ!?都市の足元にのこる大型緑地「見沼田んぼ」
埼玉県の浦和や大宮の大都市圏からすぐ近くにある一大緑地空間「見沼田んぼ」ではNPO 法人見沼保全じゃぶじゃぶラボさんが活動しています。緑地全体の広さは約1200 ヘクタールという巨大さ。開発か保全かという論争の時代を経て守られてきた場所で、生きものにとって貴重な生息空間です。しかし近年この地域でも水田の面積は縮小してきているそうです。
ここでは龍神の住む沼と言われた湿地、多様な生きものが生息できる田んぼを復活させようという思いで、今は機械がなくても市民で取り組める、不耕起・ふゆみずたんぼの有機稲作に取り組んでいます。
そして田んぼや湿地、葦原等の水辺環境を保全することが、地域の固有な種の生息環境となり、今ではさいたま市の生きもの調査とも連携して、チョウとトンボの調査も実施しています。
お米作りでは生きものとの出会がつきず、カルガモに苗を倒されたり、スズメにお米を食べられたり、良いことばかりではないそうです。人のご飯となるお米づくりと生物多様性をどう両立させていくのか。課題も多いと思いますが、これからも地域と生きものに開かれた田んぼを目指して、活動を頑張って欲しいですね!
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にじゅうまる宣言紹介 / 田んぼの生物多様性向上10年プロジェクト
宣言団体:NPO 法人 見沼保全じゃぶじゃぶラボ
宣言内容:http://bd20.jp/dantai/detail.php?id=106
WEB:http://jabu2.com/
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