10/24 生物多様性勉強会@名古屋 開催レポート
高まる2020への期待
2018年10月24日(水)に環境省中部地方環境事務所にて生物多様性条約(CBD)勉強会を開催しました。
40名定員の会議室に、38名の方にご参加いただきました。平日の午後にも関わらず、会場満杯となり、2020年への期待と関心が高まっていることが感じられました。
生物多様性条約と、Aichiが変えた「生物多様性条約」
第9回締約国会議(COP9)以降の全COPと準備会合(SBSTTA)にNGOとして出席しているIUCN-J事務局長の道家が講師を務めました。
生物多様性条約の基礎からしっかり学ぶ勉強会。
生物多様性条約は、1992年のリオサミットで採択され、翌年発効となり今年は25周年の年で世界中で記念行事が行われています。現在、国際条約の中で最も多い加盟国数196か国が加盟する条約です。日本語で「生物多様性」はわかりにくいとよく言われますが、生物多様性条約が定義する「生物多様性」とは、変わる力があることを意味するなど、日本ではあまり知られていない情報も盛り込まれていました。
愛知ターゲットは、持続可能な開発目標(SDGs)達成の基盤で、2014年の韓国CBD-COP13で行われた中間評価は、「Good but not enough(よいところもあるが、達成にはまだ不十分)」ですが、愛知ターゲットによって、着実に「変化」が生まれていると話がありました。
愛知ターゲット達成のためのにじゅうまるプロジェクトも達成の指標の一つですが、愛知県のにじゅうまる宣言数は、全国第2位(現在、東京が1位)なので、ぜひCOP10開催地として取り組みが増えると良いなという期待も込めてお話していました。
「愛知レガシーを未来へ」
愛知レガシーをいかに引き継ぐのかについては、さまざまな議論がありますが、活発なユースの世界会議の提案などもありました。2020年・ポスト愛知にむけて、
この度の勉強会の実施にあたり、以下の団体・企業様にご協力・協賛いただきました。ありがとうございました。
協力:名古屋市東山動植物園、環境省中部地方環境事務所、(一社)なごやメディア研究会
協賛:リゾートトラスト株式会社
助成:地球環境基金、経団連自然保護基金
にじゅうまるプロジェクト事務局(石黒)