◎にじゅうまるプロジェクトニュースレター◎ 2013年6月11日

 

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にじゅうまるプロジェクトのニュースレターは、「生物多様性豊かな季節の情報」と、

「タイムリーな社会情報」の両方をお伝えすることを通じて

みんなが愛知ターゲットを達成するための力を大きく育てていくことを目的としています。

http://bd20.jp/

このニュースレターを、加盟団体のメンバーの皆さまに、

メーリングリストなどを活用して是非ご共有ください。

ニュースレターへの感想やアイディア、掲載したい情報、して欲しい情報などお寄せ下さい。

bd.20.contact@gmail.com (にじゅうまるプロジェクト事務局)

 

*過去のニュースレターはにじゅうまるプロジェクトのHPからご覧いただけます。

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───────────── 目次 ───────────

・ 季節のひとこと

・ にじゅうまるプロジェクトからのお知らせ

・ 「種の保存法」最新情報

・ イベントの紹介

・ にじゅうまるなまめ知識:国際生物多様性の日

・ 編集後記

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季節のひとこと

穂の出る植物の種を蒔く時期を表す「芒種(ぼうしゅ)」。

近年、田植えの時期がどんどん早まる傾向にあるとも聞きますが

特に自然農をめざすグループからは、この週末も、

多くの方から田植えの報告がありました。

螢の観測情報や、螢まつりなどもはじまっているようですね。

生きものたちの元気な姿から、私たち人間もたくさんのエネルギーを

わけていただいていることを実感します。

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◎にじゅうまるプロジェクトからのお知らせ◎

 

● にじゅうまるプロジェクト-地球と生命の20の約束-展

(@丸の内さえずり館)が、5月8日(水)から始まりました。

詳細はこちら http://bd20.jp/?p=2621

 

5月22日に開催されたセミナー

「水を育む湿地の賢明な利用とは~自然の恵みを未来に伝えるために~」

報告は、こちらのサイトをご覧ください。

http://bd20.jp/「水を育む湿地の賢明な利用とは~自然の恵みを/

 

「環境の日」の6月5日には

「あなたもきっとにじゅうまる 地球と生命の20の約束を守ろう!」が

開催されました。その報告は、以下リンクをご覧ください。

http://www.nacsj.or.jp/diary2/2013/06/wo.html

 

● 6月9日、第3回目の特別セミナーが開催されます。

第3回 6月19日(水) 18:30~20:00

「明日からあなたも『水の語り部に』~映像を活用したファシリテーション講座~」

講師:水野 雅弘 (株式会社TREE 代表)

(受講料:500円  セミナー申し込み先:さえずり館(saezurikan@m-nature.info))

詳細はこちら→ http://bd20.jp/?p=2621

 

● 2013新企画の紹介と募集について

詳細はこちら http://bd20.jp/?p=2635

2013年新企画の紹介と、にじゅうまるメンバーへのご案内です。

にじゅうまるだよりは、にじゅうまるメンバーの活動を紹介するツールです。

国連生物多様性の10年日本委員会の活動「My行動宣言 5つのアクション」を

後押しする企画にもなっています。

 

生物多様性のための行動宣言をした人達に

みなさんの活動の中から、お勧めの取り組みを紹介していきましょう。

ご応募、お待ちしています。

 

● 登録団体:86団体 /登録事業数:139事業(2013年6月10日現在)

関連記事 http://bd20.jp/?p=2195

2013年は、250団体、350事業登録(3倍ペースを維持!)を目指して、

にじゅうまるの環を広げていきたいと思っています。

にじゅうまるプロジェクトへの登録をおすすめしたい事業のご紹介や

にじゅうまるプロジェクト説明のご希望などございましたら、是非ご連絡ください。

 

愛知ターゲットを、田んぼに置き換えた、

田んぼの生物多様性向上10年事業の参加者が続々集まっています。

スタッフの手が回っていないこともあり、登録証の送付や

ウェブサイト反映はまだできていません。誠に申し訳ありません。

今しばらくお待ちください。

 

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◎「種の保存法」最新情報◎

 

4月15日のにじゅうまるプロジェクトニュースレターで

「種の保存法(絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律)」について紹介しました。

 

絶滅のおそれのある野性動植物は、国際自然保護連合(IUCN)の作成する「レッドリスト」に掲載されています。

環境省は、日本の国内希少種について3597種を定めていますが、現在の種の保存法のもとでは、

そのうちわずか90種類しか保護の対象とされていません。これは、全体の僅か3.2%ほどです。

 

この状況を改善すべく、国会で種の保存法の改定が審議されることを受けて、自然保護団体などが

意見を表明したり、ロビー活動を展開してきました。

 

6月4日、衆議院環境委員会で「種の保存法」改正案が可決され、同日、衆議院本会議で全会一致で可決、成立しました。

 

関連記事:

改正種の保存法など成立 衆院本会議(日経新聞(共同):2013.6.5)

http://www.nikkei.com/article/DGXNZO55852070V00C13A6CR8000/

 

これに対し、複数の団体からコメントが発表されています。

 

2020年までに300種追加などの意欲的な目標は「日本の生物多様性保全の歴史の転換点」である

?一方で「種の保全法」の抜本改正は3年後に先送り?(日本自然保護協会)

http://www.nacsj.or.jp/katsudo/wildlife/2013/06/post-7.html

 

改正された種の保存法は3年後に期待を抱かせるものとなった(WWFジャパン)

http://www.wwf.or.jp/activities/2013/06/1138004.html

 

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◎イベント等のご紹介◎

 

● 辺野古サンゴ礁を守るため 意見を送ろう!

にじゅうまる登録事業 沖縄のサンゴ礁保全(辺野古・大浦湾・嘉陽・泡瀬)からの紹介

http://www.nacsj.or.jp/katsudo/henoko/

 

2013年3月22日、沖縄・辺野古のサンゴ礁を

埋め立てる申請が出されました。

サンゴ礁の保全のための、あらゆる影響を回避しようということが

愛知目標10番で、2015年までに達成すべき前倒しの目標として掲げられています。

 

しかし、市民や専門家の、海を埋め立てる影響を危惧する

多くの声にきちんと向き合うことなく、

事業者は段ボール箱5つの申請書類を置いていきました。

 

埋め立てを承認するかしないか、

最終的に判断するのは県知事です。

提出された申請書類や、関係者の意見を基にして、沖縄県知事が決定します。

知事がNO!と回答してくれるよう、意見提出にご協力お願いします。

 

「辺野古サンゴ礁を守るため意見を送ろう!」ちらし(PDF/750KB)

http://www.nacsj.or.jp/katsudo/henoko/pdf/umeshin-chirashi20130529.pdf

 

 

にじゅうまるメンバーで他にもイベントを企画されていたら

ぜひお知らせください。

 

 

◎にじゅうまるなまめ知識◎

 

世界海の日(World Ocean’s Day)

毎年6月8日は「世界海の日(World Ocean’s Day)」です。世界海の日の制定は、

1992年のリオ地球サミットにおいて提唱され、その後、2008年に、国連によって正式に認定されました。

 

・海洋、沿岸生態系に生計を依存する人々は30億人を超えていると言われています。

・確認された海洋生物は訳20万種、実際は数百万に及ぶ可能性があります。

・漁業に対する補助金によって、漁業資源が急速に枯渇しており、グローバルな漁業と関連雇用を

守り、回復しようという努力が妨げられています。

・汚染、漁業資源の枯渇、沿岸生息地の消滅など、人間の活動による深刻な影響が及んでいる海域は

全世界の40%にも及ぶと言われています。

(国連広報センター発表資料より)

 

生物多様性条約のディアス事務局長は、世界海の日に寄せてメッセージを発表し、

以下の点について言及しました。

・海洋の重要性はリオ+20(国連持続可能な開発会議)などでも認知されている。

・愛知目標11は、2020年までに海洋沿岸領域の10%が保護されることを目標としている。

・COP11ではEBSAs(生態的・生物学的に重要な海洋領域:Ecologically, or Biologically Significant Marine Areas)

についての調査の進捗が発表され、世界の海洋域の75%についての科学的情報が公開された。

これは国連総会ならびに関連プロセスに報告されている。

・COP11では人的要因による水中騒音や海洋堆積物といった新たな問題も注目された。

・COP11では政府に対し海洋生物多様性への脅威について発表する実効的なツールを提供した。

例えば、環境インパクトアセスメントならびに海洋沿岸域の戦略的環境アセスメントに活用できる

ボランタリーガイドラインなどである。

・海洋エコシステムは複雑でありセクターを超えた連携が必要である。

・生物多様性条約事務局では、持続可能な海洋イニシアティブ(Sustainable Ocean Initiative)の

実施のためのコーディネートを行ない、イニシアティブへのコミットを示した

国連関連機関や地域期間、地域漁業管理組織らの関与を進めている。

(原文:http://www.cbd.int/doc/speech/2013/sp-2013-06-08-wod-en.pdf)

 

なお、海洋沿岸生物多様性とEBSAについては、以下のリンクにある生物多様性条約関連会合の

報告をご参照ください。

http://bd20.jp/海洋沿岸生物多様性とebsaのサイドイベント5月1日)/

 

参考:

World Oceans Day

http://worldoceansday.org

 

ワールドオーシャンズデイジャパン

http://www.worldoceansday.jp/

 

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編集後記:

ホタルには方言がある、という言葉を聞いたことがありますか。たとえばゲンジボタルは、西日本と

東日本では光る間隔が違うのだそうです。

最近はホタルをテレビの映像でしか見たことがない子どもたちも増えているそうです。

美しい日本の風景をいつまでも守り続けたいですね。

 

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発行: にじゅうまるプロジェクト事務局

編集: にじゅうまるプロジェクトニュースレター編集部(道家哲平・今井麻希子)

このメールニュースへの、ご意見・ご感想などお待ちしています。

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自然保護基金・環境再生保全機構地球環境基金などの

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