【メイン】初日(8月10日)の議論

4カ年計画案のプレゼン

4カ年計画案のプレゼン

アジア地域フォーラム初日は、午前に「2020年に向けたIUCN」と題して、IUCNが今後どのような方向性に向かうべきかというセッションをおこない、午後には、IUCN4カ年事業計画2017-2020およびアジアの事業計画の検討と、アジア地域委員会(25カ国から、国内委員会の代表または国内委員会が不在の国からはその国代表する会員団体で構成)の活動報告、アジア地域委員会の代表者選出などが行なわれました。合間にはサイドイベントも行なわれ活発な事例共有や意見交換、新しいイニシアティブの紹介などが行なわれていました。
夜にはタイ政府主催の歓迎会(レセプション)も開かれ、凝縮された一日を過ごしています。

重要な点については後ほどまとめますが、2020年のIUCNというセッションで、事務局長のビジョンとして、「2048年(=IUCN設立100周年)に持続可能な未来に向けた世界的なリーダーとなること」が提示され、その過程の中での2020年の位置づけ、IUCN内の改革も含めて、IUCNが何をすべきかということが案として示されたことが印象的でした。

これに呼応する形で、これまで4年に1度開催される世界自然保護会議(Wolrd Conservation Congress。フォーラムと会員総会で構成)と世界自然保護会議の間の取組みを方向付ける4カ年計画も、10年-12年の長期的な枠組みの中に位置づけるという方向性が示されました。

トリプルボトムライン(2005-2008)、コンセントリックサークル(2009-2012)など色々な形を経て説明されてきたIUCNの大きな方向性ですが、シンプルに表現されるスリーフレームワーク(2013-2016、IUCNの事業を1.自然の価値を高め、守っていくValuing and Conserving Nature、2.自然の利用は、効果的で公平な決め方に変えていくEffective and equitable governance of nature’s use、3.気候、食料、開発という地球課題に対して自然に基づいた解決策を模索するDeploying nature-based solutions to global challenges in climate, food and developmentに整理)を踏襲する形で更なる発展を進めようということが話されました。

アジア地域委員会は、長年設立も含め献身的にアジアを引っ張ってきたヤンベスー委員長に代わり、マ・ケピン(馬克平、中国科学院植物研究所所長)氏が選出されました。

((公財)日本自然保護協会/IUCN-J事務局長 道家哲平)