COP13現地レポート

COP13もようやく折り返し地点を迎え、当初は荷物の郵送や宿のトラブルでどうなるかと思ったメキシコ生活にもようやく慣れてきました。 今回のCOP13では、UNDB-DAYという1日がかりのサイドイベントの実施と、日本政府ブースの運営補助も実施ししながらの情報収集をしています。
UNDB-DAYに関しては、こちら(https://goo.gl/O8zN6l)をご覧ください。

 

日本政府ブースには、関芳弘環境副大臣もお見えになり、日本の取り組みについて改めて確認されていました。また、日本からユースとして参加している生物多様性若者ネットワークのメンバーと話をする時間も頂き、会場での活動内容や、参加費補助について質問されました。

※今回のユースの参加費用は、株式会社ダイフク様より国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)を通じた補助を頂き行っています。

 

環境副大臣と生物多様性わかものネットワークで

環境副大臣と生物多様性わかものネットワークで

 

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今回のCOPでは、今までの会議と異なる点がいくつかあります。

■会議期間の長さ
前回のCOP12までは、COP 2週間・MOP 1週間で合計3週間の会議期間で実施されていました。今回からは、締約国会議本体の議論(COP)と議定書の議論(MOP)の連携性を高めることや、予算圧縮のために2週間で実施することとなっています。 生物多様性条約本体の議論と、カルタヘナ議定書・名古屋議定書の議論が同時並行で進められることとなり、試行錯誤しながら会議が進んでいます。

■ハイレベルセグメント(閣僚級会合)の開催時期
前回のCOP12までは、閣僚級会合は会議の最後に開催され終的な取りまとめが行われていました。今回は、気候変動枠組条約のパリ協定が議決された際の流れに則り、閣僚級会合は会議のはじめに行われました。 COPの議論では、閣僚級会合で生まれた「カンクンコアリション&コミットメント」という仕組み(各国が今後実施していくことを宣言し、宣言が公開される仕組み)に言及し「私達のリーダーが作った仕組みを活用しなければならない」との発言も見られました。

 

生物多様性条約COP13の会議場前には各国の国旗が並べられています。

生物多様性条約COP13の会議場前には各国の国旗が並べられています。

 公益財団法人日本自然保護協会
IUCN日本委員会
佐藤真耶