IUCN-WCC フォーラム

9月4日より7日にかけて、IUCN-WCCの前半パートは、世界自然保護フォーラム(World Consrvation Forum)と呼ばれ、7つのテーマが設定されています。

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- 自然と人間のための景観管理Managing landscapes for nature and people
- 生命を維持するための淡水の保護Conserving freshwater to sustain life
- 海洋の健全性の回復Restoring ocean health
- 気候変動の緩和と適応の促進Accelerating climate change mitigation and adaptation
- 権利を守り、効果的で公平なガバナンスを確保するUpholding rights, ensuring effective and equitable governance
- 持続可能な経済・金融システムの活用Leveraging economic and financial systems for sustainability
- 知識、学習、革新、技術の促進Advancing knowledge, learning, innovation  and technology

これらのテーマを横断する「ポスト2020ジャーニー」もあります。

このテーマから、少なくともいずれか一つを掲げながら4日間の間に、400近いイベントが開かれます。今回ハイブリッドの会議ということで、対面のみ、オンラインのみ、対面+ライブストリームの3パターンでイベントが開かれ、オンライン参加者は、後から視聴も可能という参加形態で、日本からもオンラインで参加しています(刺激的なスピーチ、濃密な議論、論文や報告書でしか見なかった著名人の生の声を、何度も見返すことができて、参加費130ユーロは破格の安さと思います)

企業だけでなく金融機関(機関投資家、保険、銀行、金融系コンサルなどその幅も多数)も参加しているようで、最近生物多様性について、欧州からの声が大きくなっているのですが、その率直な思いも聞けるイベントがいくつも存在します。

また、先住民地域共同体が、正式にIUCNの会員団体制度に4年前に組み込まれたことから、先住民地域共同体の参画するイベントも数多く見られます。

数多くの新しい取り組みの発表が行われたり、注目されている取り組みをそのリーダーから時期に聞くこともできます。

Forumの名前の通り、世界中から人が集い、学びや交流や、発見が得られる機会となっています。

道家哲平(IUCN-J事務局長/日本自然保護協会)