IUCN-WCC会員総会 9月8日

9月4日からの4日間の間に、数百のイベントが行われましたが、9月8日からは3日間かけて、会員総会(General Assembly)という位置づけで、IUCN全体としての意思決定が行われます。

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8日の午前の会員総会(2nd sitting)は、事務局長による報告、自治体サミット、ユースサミットの報告の後に、「生物多様性の損失と気候変動、人々の健康に及ぼす影響」というテーマでの、幅広な意見交換が行われました。

9日の午後の会員総会では、IUCN親善大使イルカさんによるIUCNのための歌「We love you Planet!」が動画で流され、会場の雰囲気を盛り上げたのち。選挙結果の報告、動議の検討が行われました。

選挙の結果、ラザン・ムバラク会長はじめ、専門委員会の委員長、地域選出の理事等、新たな理事会を選出しました。選出された理事の中には、アジア選出として、星野一昭(日本国際湿地保全連合会長)さんもおられます。

一番最初の動議は、WCC期間中の動議の投票をやめ、オンライン投票をするという動議でした。

現在、マルセーユは、6割近い投票権者が集まっていますが、新型コロナで参加できない方々も多くいます。その団体の権利を守るために、オンライン投票をするべきだという意見と、COP15などが近づく中で、IUCNとして、政策決定を速やかにするべきとの意見とが出され、長い討議のすえ、否決され、WCCに参加する会員団体で、意思決定をすることになりました(動議の検討はZoomで行われ、修正などは日本から提案可能です)。

投票を確認した後、会場でまとまった動議、ガバナンスに関する動議が検討され採択されました。