COP12ユース参加報告

こんにちは。生物多様性わかものネットワークの安藤です。

韓国から帰国して1週間以上経ってしまいましたが、ユースとしての参加報告をいたします。議題についての詳しい内容は、近いうちにこちらで報告できたらと思っております。

 

今回私たちがCOP12に参加したそもそもの目的は、提言活動を行い、COP12の決議をより良いものにするというものでした。特に注目して追っていた議題は、「海と沿岸の生物多様性(主担当:森木)」「資源動員(主担当:安藤)」です。それらの議題の会議が行われる際は、公開されているものにはほぼ全て出席して情報収集をしました。他には、海に関しては作業部会という大きな会議場で、私たちの主張の発表を行いました。また、資源動員に関しては各国の交渉官へのステートメントの緊急配布を行いました。

 

会議そのもの以外にも、GYBN(Global Youth Biodiversity Network)の協力のもと、「Speaking for」キャンペーン、海に関するサイドイベントの開催、ユースサイドイベントとUNDB-Dayでのプレゼンテーションなどを行いました。

「Speaking for」キャンペーンとは、各国代表団の人たちに、「自分の国の代表としてだけではなく、様々な生き物の代表としてここに来ている」ということを会議中に思い出してもらうことを狙いとしたキャンペーンです。具体的には、100種の生き物の写真のバッジを各国代表団の人たちに渡し、見えるところに付けてもらった上で、その生き物に対する思いをカメラに向かって語ってもらうというものでした。わかものネットのメンバーは、会議の間を縫いながら10人弱に、ユース全体では500名程度の代表団の人たちにこのキャンペーンを行いました。

 

腰を落ち着けてなにか考え事をする余裕などほとんどなく、とてもめまぐるしい2週間でしたが、今回の参加を通して、私個人として一つ強く思ったことがあります。実際に何かを動かすことができたのかはわかりませんが、ユースが会議に参加し、意見を述べることは、とても重要なことだということです。わたしたちの未来が、様々な利害関係に縛られている各国代表団の話し合いだけで決められてはならないと思います。ユースの小さな力を少しでも大きなものにするため、これで終わりにすることなく、これからも勉強し、より意欲的に活動を続けていきたいです。

最後になってしまいましたが、今回の私たちの参加にお力添えしてくださった多くの方々に感謝申し上げます。皆様のご協力に報いることができるよう、これからも頑張ります。