モントリオールの紹介

4月27日の夜にカナダ、モントリオールに到着しました。今回は、GW期間の高い料金を避けるために、少し早めに到着しましたので、時差ぼけ解消するための運動もかねて、28日土曜日は市内散策をしました。簡単に、会議開催地であるカナダ、モントリオールの紹介をしたいと思います。

モンロワイヤルから見たダウンタウンの様子

日本との時差は本来14時間ですが、すでにサマータイム期間に入っているため13時間になっています。北緯45度、北海道の稚内市とほぼ同等の緯度になります。英語が公用語のカナダですが、このモントリオールのあるケベック州だけはフランス語を公用語にしているため、周辺はフランス語の会話、看板であふれています。とはいえ、英語であればどこでもたいてい通じる国際都市です。

Wikiペディア(モントリオール)http://ja.wikipedia.org/wiki/モントリオール

町の名前モントリオールは、Mont Royal(モンロワイヤル、王の山)にちなむそうで、230mほどの山の麓にダウンタウンが広がる町です。天気がよかったため、初めてになりますが歩いてこのモンロワイヤルに上りました。秋になると紅葉が素晴らしいそうなのですが、4月ももう終わるころなのにやっと新芽が出始めたという頃合いでした。数年前に歩道が整備されたこともあり、多くの人が訪れていて、地元住民の憩いの場、というか、マラソンコースになっているようです。町の信条がJoie de vivre(生きる喜び)とのこと。フランス語圏で、パリに次ぐ第二位の規模の都市らしいです。

モントリオール植物園は、親子ずれでギッシリ。植物園の温室の一部にチョウチョを放し、吸蜜が見られるようにするコラボ展示が行なわれていました。

ロンドン、ベルリンに次いで三番目の規模と呼ばれるモントリオール植物園や、5つの生態圏を表現したバイオドームなどにも足を運びました。

生物多様性条約事務局がこのモントリオールにあることから、何度も生物多様性条約関連の会合が開かれました。私も過去に2回ほど冬のモントリオールに訪れていますが、春先のモントリオールは初めてになります。まだ肌寒い春の息吹を胸いっぱい吸い込んで、いざ、日曜日から、SBSTTA(サブスタ)に向けたNGO準備会合の始まりです。

 

報告者 財)日本自然保護協会 IUCN-J事務局主担当 道家哲平