愛知ターゲットの進捗は?WGRIが始まりました。(5月7日)
先週の第16回科学技術助言保護期間会合(SBSTTAサブスタ)に続いて、生物多様性条約第4回条約の実施とレビューに関する作業部会(WGRI ウィグリと呼ぶ)が始まります。この作業部会は、生物多様性条約の全体にかかる議論を取り扱います。
例えば、戦略計画(愛知ターゲット)の実施状況の評価、愛知ターゲット達成のためのキャパシティビルディングの取組みの評価、国連生物多様性の10年、資金動員戦略、地球環境ファシリティー(世界レベルの地球環境基金みたいなもの)への支持などのような全体的な事柄です。今回はこれに、「RIO+20へのメッセージ」が入ります。
SBSTTAよりは、テーマが絞られていることから、参加者も少なく会場も少し狭いなかで実施しています。ちなみにWGRI議長はCOP10議長(細野環境大臣)が務めることとなっていることから、星野大臣補佐官が代理で会議を取り仕切ってらっしゃいます。
初日は、戦略計画(愛知ターゲット)の評価と、資源動員戦略に関する意見表明を行ないました。
WGRI開催期間中に発行されるECOはこちらのサイト(http://www.cbdalliance.org/wgri-4/)から御覧いただけます。第一号にはリオ+20に向けた市民社会からのメッセージを掲載されています。
報告 (財)日本自然保護協会 道家哲平