日本の取り組み紹介ブース(ユースレポート)
COP14では日本の環境省と農林水産省、経団連自然保護協議会のポスター展示ブースを構えており、IUCN-J事務局長主導の元、私たち日本ユースも設営やブースでの説明などに関わっています。
このブースは日本の取り組みについてCOP参加者に発信することが目的で、環境省のブースではUNDB-J、生物多様性関係の表彰制度や民間参画ガイドライン、ABS、の取り組みなど多岐に渡る内容を展示し、農林水産省のブースでは世界農業遺産や農林水産業での生物多様性保全の取り組みについて展示をしています。また、経団連自然保護協議会のブースでは、経団連自然保護協議会や経団連自然保護基金の成果、SATO YAMA UMIプロジェクトに関する紹介、関連する動画を流しています。ユニークなところでは、生物多様性に関する日本企業の取り組みについて、COP10前から2018年現在の比較調査の結果を整理した展示を行っています。
11月22日には愛知県知事の大村氏もブースを訪れ、展示を見学されました。その際に生物多様性わかものネットワークの紹介を行い、団体紹介冊子とわかもの白書のまとめ版をお渡ししたところ、快く受け取ってくださいました。また、2020年に向けてユースも大きなアクションをしたいと思っており、全国のユースを集めたユースフォーラムのようなものを愛知県で行いたいと考えているとお伝えしたところ、前向きなお返事をいただくことができました。
真剣に話を聞いてくださる大村知事
大きなアクションの具体的なことはこれから順に考えていき詳細を詰めていく予定ですが、COP10のホスト国であった日本ユースとして2020年に中国で開催されるCOP15で影響力のあるアクションを起こすことを目標にしています。やらなければならないことは数多くありますが、1つずつ確実に積み上げていきたいと思っています。
生物多様性わかものネットワーク/IUCN-J 矢動丸琴子
(千葉大学大学院/園芸学研究科/環境健康学領域/博士後期1年)