OEWG2に参加して

新型コロナウイルスの余波

第2回ポスト2020作業部会(以下OEWG2)は、元々はCBD COP15と同じく昆明(中国)で開催される予定でした。それが武漢(中国)での新型コロナウイルス感染者の拡大により、急遽ローマ(イタリア)での同日程開催に変更になりました。ところが今度はイタリア北部で新型コロナウイルス感染者が拡大し、封鎖措置が始まりました。OEWG2初日である2月23日のことです。このため、いち早くイタリア退去指示が出て、急遽帰国しなければならなくなった参加者もいました。

翌日からは、OEWG2参加者全員に対して建物入口での非接触型体温計による検温が始まり、会議の中では、手洗い・消毒、咳やくしゃみが出る場合のマスク着用などが繰り返しアナウンスされました。イタリアでは「マスクは具合が悪い人が付けるもの」というのが常識であり、「具合が悪くない人はマスクをしないように」とエレベーターの中に張り紙がありました。そのためか、初日に予防でマスクをしていたら、写真を撮られてIISDの報告に「予防」の例として掲載されてしまいました(IISD-ENB2月24日のレポート(英語)

その後、イタリアでどんどん感染者が増え、ローマの街中でも少しずつマスクを付けている人が増えてきました。観光客は場所によってはかなり少なかったようで、バチカン美術館に行った方は「美術館のスタッフに「こんなに空いてることはまず無い」」と言われたそうです。

OEWG2最終日含め連日「WHOと協議し、助言をもらいながら運営していることや、参加者で熱があった人はいなかったこと」が報告され、ほっとしました.

会議の進め方

OEWG2は締約国およびオブザーバーの提案を列記してまとめない、という方法がとられました。それにもかかわらず毎日のように深夜までコンタクトグループが行われ、なかなかハードな会議でした。私は少し風邪(新型コロナウイルスではない)気味だったので、何回か早めに帰らせていただきました。

7月にカリ(コロンビア)で予定されているOEWG3では、一文一文合意を取り、COP15へのドラフトをまとめる予定ですが、今回の会議を見ていると、「本当に5日間の会期でまとまるのか?」という懸念が湧いてきました。それ以外にも5月のSBSTTA/SBIで議論されますが、こちらも時間がかかりそうな気がしています。いずれかの会議に参加し、情報収集するだけでなく、何かしらの提言ができればと思っています。

これも多様性

このように、なかなかハードな日々でしたが、そんな中でも毎日欠かさなかったのは「ジェラート」です。さすがジェラートの本場だけあり、お店は星の数ほどあります(多様性①)。その中から、評価が高かったり、素材にこだわっていたり、店内で作っている店を選びました。それぞれの店に沢山の種類(多様性②)のジェラートがあり、選ぶのに困りましたが、「ベースラインスタディ」と称してピスタチオ、レモン、チョコレートについてはどの店でも食べるようにしました。どの店のどの種類も美味しかったのですが、敢えてその中で一番のお気に入りを選ぶなら「FATAMORGANA」のマダガスカルチョコレート(CIOCCOLATO MADAGASCAR)です!もしローマに行かれることがあれば、ぜひお試しください。

「FATAMORGANAのマダガスカルチョコレートとピスタチオ」

「FATAMORGANAのマダガスカルチョコレートとピスタチオ」

宮本育昌
(国連生物多様性の10年市民ネットワーク)