6月9日 SBSTTA24最終プレナリーと閉会(休会)
5月3日に始まったSBSTTA24が6月9日、「一旦」最終の本会議が開かれました。合成生物学、リスクアセスメント、海洋沿岸生物多様性、外来種に関する議題を、議論未解決の部分を多数残しながら、「一旦」議論を切り上げ、会議レポートをまとめました。
会議レポートにも多くの修正が行われました。
今回のクロージングは、閉会ではなく「休止(Suspention)」という位置付けとなっています。
休止宣言にあたって、事務局長は、6週間のマラソンが終わり、まだ、引き続き、マラソンが続くこと。条約の歴史の中で初めてとなるオンライン交渉会合が開かれたことと、SBSTTA運営委員や参加者に対して、感謝を述べました。 オンラインを通じて、世界各国の交渉間の周りの音、子供が遊ぶ声、鳥の鳴き声などが聞こえて、世界中で協力しあっていることに感動したことも述べられました。
SBSTTA議長(メキシコ)のヘジキオ氏からは、9セッション、14コンタクトグループが行われた。参加者全員に、「CBDマラソンから金メダルを渡したい」というメッセージがありました。対面でSBSTTAが開催された暁には(あるいは、ビューロでの判断した会合において)CRP2、4、7、生物多様性と健康のコンタクトグループを議論し、L文書の確定を行いたいとの進行の説明がありました。
このような形で、非常に先行き不透明なまま、SBSTTA24は、閉会ではなく、休止(Suspend)という形で終わることとなりました。
道家哲平(IUCN-J事務局長/日本自然保護協会)