インフラ建設と生物多様性共存の道

こんにちは、IUCN-Jにインターンとして参加させていただいている筑波大学世界遺産専攻M1の松本季海芳です。

今回は、初めての国際会議参加で非常に緊張していますが一緒に来ている皆さんに助けていただきながらなんとか英語を聞くことには慣れてきました。

さて、私はまちづくりや都市計画の視点から生物多様性保全やグリーンインフラの取り入れ方を学びたいと思いいくつかのイベントに参加しています。

先日は「Nature-positive Infrastructure: Connecting Communities Safeguarding the Planet」というサイドイベントに参加しました。私たちの生活に不可欠なハイウェイや鉄道路線の建設に伴う付近の環境や生態系への悪影響を最大限防ぐためにはどのような取組が必要か、各国や組織の代表者たちが議論を交わしていました。

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いずれの登壇者も「Nature Based Solution(NbS)」をキーワードとしてインフラの建設や環境のデザインを推進していくことを主張したうえで、それぞれの取り組みの紹介を行いました。

フィジーでは、マングローブの植林と土や石による堤防の形成で、自然の地形を継承したNbsデザインを行っていること示していました。また、アフリカ諸国からは道路建設による野生動物との接触事故防止にむけ「Wildlife crossing structure」の実施とモニタリングの様子を伝えました。

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日本でも、アニマルパスウェイやオーバーパスの設置は行われているものの依然として希少生物をはじめとするロードキルは年間18000件以上と言われています。私たちの生活になくてはならないインフラと周辺生態系への悪影響帽子の方法は今後より国同士で知識を出し合い勤めていくことが必要であると改めて感じました。

会議全体として、略語や専門用語などは聞き取れないところもあり、英語の聞き取りに慣れつつ自分の関心のあるテーマについてより深く意見や議論を聞いていけるよう残りの期間も頑張っていこうと思います。

IUCN-Jインターン(筑波大学) 松本季海芳