【ユースレポート】ユース主催の分科会:あつまれ!生物多様性ユースアンバサダー

2020年1月12日に開催された「第4回にじゅうまるプロジェクトパートナーズ会合」の分科会の1つとして「あつまれ!生物多様性ユースアンバサダー」を開催しました。本分科会は、国際自然保護連合日本委員会(IUCN-J)が任命する「生物多様性ユースアンバサダー」の決起会として開催しました。内定された全31名の生物多様性ユースアンバサダーは、それぞれ異なるバックグラウンドを持ち、高校生から若手社会人までとユースの中でも幅広い年齢層の方で構成されています。さらに、拠点となる地域も一様ではなく、北は北海道、南は九州まで、日本各地から任命されています。

                   nijuumarucop401生物多様性ユースアンバサダーと渡邉IUCN-J会長・堀江IUCN理事の集合写真

 はじめに副代表の浅岡から開会挨拶を行なった後、代表の矢動丸から生物多様性ユースアンバサダーの設立背景などを中心に趣旨説明を行いました。生物多様性ユースアンバサダーの主な活動は地域の10年間の振り返りと未来に向けた取り組みを地域ごとに提案する2つです。これらの活動目標を達成するために2つのワークショップを実施しました。

ワークショップ① 「これまでの10年を振り返る」

2020年は生物多様性条約COP10で決まった愛知目標の目標年です。愛知目標が決まった2010年からの10年間で、どのようなことが起こったのかを調べ、現状を知ること。これは未来を考えていく上でも重要なことだと考えています。そこで年表形式のワークシートを使用して過去に起こった出来事をまとめていくワークショップを行いました。分科会内だけでなく、終了後も調査して詳細に調べていきます。

nijuumarucop402年表ワークシートの例

ワークショップ② 「これからの10年に向けた行動計画作り」

生物多様性ユースアンバサダーの今後の1年間の活動に最も関わる未来を考えるワークショップです。このワークショップも専用のワークシートを使用して行ないました。このワークシートは2つのセクションに分かれています。まずは自分のやりたいことや関心をブレインストーミングしていきました。出てきたアイディアを、どれくらい時間がかかるのか、1人でできるのかを基準に分類しました。次にその結果を踏まえて、これからの10年に向けた行動計画作りを行いました。

nijuumarucop403項目仕分けの例

 

nijuumarucop404

行動計画の例

ワークショップでは地域チームごとの出身や興味関心によって特色のある計画が多かったのが印象的でした。例えば北海道チームでは湿地やエゾジカ、関東チームではグリーンインフラなどの意見が出ていました。

にじゅうまるCOP4は今後の生物多様性ユースアンバサダーの活動の決起会として開催されました。これから生物多様性ユースアンバサダーの活動が始まります。次は8月に開催予定の全国ユースフォーラム(仮名)で中間発表を行う予定です。

*Change Our Next Decadeが1日目の様子を動画(ダイジェストムービー)にまとめました。よろしければご覧ください!

■にじゅうまるCOP4    1日目
 https://youtu.be/EXRY1LAXEls

*生物多様性ユースアンバサダー事業は、ブラザー工業株式会社様の協賛をいただています。

Change Our Next Decade 代表 矢動丸琴子