SBSTTA17レポート⑩-参加報告(ユースより)

生物多様性わかものネットワークの村西真梨子です。

 

私は

①(生物多様性わかものネットワークメンバーとして)来年のCOP12に向け、国際会議での動きを経験し

来年のユースとしての主張をまとめるにあたって参考となる情報収集をする

②(にじゅうまるプロジェクト運営に関わるアシスタントとして)愛知ターゲットの最新情報を入手し、愛知目標の各ターゲット達成に貢献する各国の取り組みや

という、上記の2つを目的に参加をしてきました。

今回は生物多様性わかものネットワークのメンバーとして、①に関して簡単に報告をさせていただきます。

 

思うのは、「本当に行ってよかった」ということ。

 

まず会議の動きというのは、実際に行ってみなければわからなかったと思います。

(もちろん会議中に使用される文書の読み込みや専門用語のインプットなどもっとやっておけばよかったと後悔しましたが)

まさに「百聞は一見にしかず」でした。

 

また、会議中の代表の発言や交渉の現場を見ている中、

「自分がこの場(会議の場)に参加していても参加していなくても何も変わらない」

とユースや一個人としての無力感を何度も感じた事を覚えています。

さらに全体としてのユースの参加が0に等しく、ユースの存在というのはあまり必要とされていないのではないかとも思いました。

しかし、先住民族のグループがsbstta17期間中もその前の8j会合でも盛んに活動をし、

「参加を」という一貫とした主張を根気よく続けていたこと、

また8j会合にただ一人ユースとして参加していたアスラク君の活動が刺激となりました。

(彼が会議中に読み上げたステートメント文と、youtube動画はこちら

http://iifb.indigenousportal.com/2013/10/07/indigenous-youth-represented-at-the-cbd-wg-on-article-8j-8-in-montreal-canada/

 

条約事務局を訪れたことも私にとって貴重な機会となりました。

条約事務局では環境省から出向されている方に連絡を頼んで各担当の方にお会いし

IUCN-Jとしての取り組みの紹介や情報入手などを行いました。

ユース担当の方にもお話を伺い、写真のようなユースガイドブックをいただきました。

 

 

 

私の脳裏に、sbstta17の会議場の様子が焼き付いています。

今回のsbstta17よりも来年のCOP12@韓国はより規模が大きく交渉が入り混じるのでしょう。

Global Youth Biodiversity Network(世界中の生物多様性におけるユースのネットワーク組織)や国内の若者と連携しながら、COP12アクションの準備していきたいと思っています。

 

この場を借りて、お世話になった(そして今後もお世話になる)皆様にお礼を述べたいと思います。

本当にありがとうございました。

これを読んでくださっている方の中で、もしそういったアクションに興味を持っている人がいましたら是非ご連絡いただければと思います。

(連絡先:biodiversity.youth.network@gmail.com)

 

(追記)各パーティーの人と並んで自分の写真が掲載されていました。

写真を撮ってくれた会議場のカメラマンさんは、CBDアライアンスで行ったDODOアクション(国に与えられる不名誉な賞)の写真もわざわざ屋外まで撮りに来て下さった人です。

http://www.iisd.ca/biodiv/sbstta17/18oct.html

 

生物多様性わかものネットワーク 村西真梨子