SBSTTA19 活動記録

今回のSBSTTA19では、条約交渉を追う傍ら、サイドイベントでの情報収集、条約事務局との会合などをこなしました。

サイドイベントは、「愛知ターゲット11保護地域目標達成のための工程表」、「愛知ターゲット2主流化とそのツールとしての自然資本会計の現状」、「愛知ターゲット12絶滅危惧種保全のためのパートナーシップ」、「愛知ターゲット進捗状況の可視化ツール:ポスター」「国際環境条約間の連携と、さらなる取り組みのための提言案」といったテーマのサイドイベントに出ました。自然資本のサイドイベントが日本であまり情報がないだけに現状が良くわかって参考になりました。

条約事務局との会合は、自治体担当、企業担当、NGO・条約間連携担当、ユース担当、ジェンダー担当、そして、UNDB・普及啓発担当の方と意見交換や情報交換、日本の取り組みの紹介などを行いました。

にじゅうまるプロジェクトの事務局を務めるIUCN-Jが考え始めた「2020年の迎え方と、2020年から先を見据えた行動」について、条約の動きに詳しいNGOの方々中心にアイディア共有をおこなり、色んな刺激となるアイディアをもらってきました。

生物多様性条約関連会議の良いところは、世界中から集まった多彩な経験を有する人々に(けっこう気楽に)声をかけ、面と向かっての意見交換ができることです。また、IUCN世界自然保護会議と違って慣れてくると忙しさの強弱が予測できるため、この時間は会議を追って、この時間は意見交換や情報収集に充てて比較的計画通りに動けるところです。


(公財)日本自然保護協会国際担当・IUCN-J事務局長 道家哲平