UNDB-DAYでのユース参画(ユースレポート)
COP3日目(11月19日)はUNDB-DAYというサイドイベントのスタッフとして一日参加してきました。
UNDBとは「国連生物多様性の10年」のことで、愛知/名古屋で行われたCOP10の時に定められた2011年から2020年までの10年間のことを指します。国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)には私たちJYBNもメンバーとして参加していて、毎回の会議で議論に加わっています。
UNDB-DAYは、UNDB-Jが日本の環境省とIUCN-Jの協力を得ながら2014年のCOP12から毎回開催しており、さまざまなセクターが実施している生物多様性に関する優良事例を紹介しています。
COP14のUNDB-DAYでは1日かけて、様々な国の民間セクターや、政府、NGO、ユースの方に発表していただきました。ユースブログでは特にドイツのユースの発表と、私たちも参加するGYBN(Global Youth Biodiversity Network)の発表についてご紹介いたします。
初めにドイツユースの発表では、ドイツ国内各地で指名された生物多様性アンバサダーの紹介がありました。今回発表してくれたGerritさんもアンバサダーの一人です。彼らアンバサダーが中心となり啓発イベントや、昆虫調査など地域の重要な情報の収集などを行ったりしています。JYBNでも日本国内の団体をつなぐ取り組みをスタートさせたいと考えているので、このような中心人物を一堂に会する機会を作ることができたら面白いのではないかと思いました。
続いてGYBNの発表では、設立メンバーであり、グローバルフォーカルポイントのChristianさんとMelinaさんが発表してくださいました。最近特に勢力的に行っているGYBN主催のキャパシティービルディングのワークショップの成果についての発表や、生物多様性条約を分かりやすく解説したCBD in a Nut Shellの第二版の紹介をしてくれました。第二版では「愛知ターゲット」が何に貢献していて、私たちにどんなことができるのかを分かりやすく図式化した内容が盛り込まれています。ポップな図を用いて初めて興味を持った人にもとても読みやすく分かりやすい内容になっていました。JYBNでは生物多様性市民ネットワーク様の元、第一版を日本語訳しておりますので、完成次第ご報告いたします。
ChristianさんとMelinaさんによるGYBNの発表
他の国のユースの活動や、GYBNとしての活動は会場の参加者からも大きな反響がありました。発表を聞いていたエジプトのユースがGYBNに入りたいという場面も見られ、とても貴重な機会となったと感じています。
またコーディネーターとして来ていたCBD事務局の(デイビッド)さんに言われた通り、愛知(COP10)世代の私たちがこれから次のユースに繋いでいくかも考える必要を感じました。
生物多様性わかものネットワーク 引地慶多