4年間を決める4日間 IUCN会員総会2016の始まり
IUCN世界自然保護会議の後半部分「会員総会」が始まり、開会セレモニーは、ハワイホスト・7人の先住民族代表の歌・祈りの披露で始まりました。
ジャン会長の開会挨拶では、
「持続可能性は紙ではなく、行動である。私たちは世界中の隅々からあつまり、政治的な立場も背景も、色も考えも、言葉も文化も違う多様なカラーをそろえている。私たちの母なる地球に良い影響をもたらすために集まった。私たちの責任を果たす時間は限られている。
これからは、IUCNの規約に定める権利と責任を皆(会員)が考え、決定する時間。85の決議を事前に投票してきたがそれも一つの権利。
今、開かれた窓口の前にたっており、目の前には岐路に立つ地球がある。豊かな地球とその持続可能な未来への道がある。そしてこの窓は閉じられつつある」
と述べました。
また、「私たちは、持続可能性を実現する自然保護の英雄とともにここ、自然保護会議の名の下に集まっている。英雄の最たる人々が野生生物犯罪に取り組み、監視するレンジャーである。しかし、7000人のレンジャーが済州島の世界自然保護会議から今日までの間に業務の中でなくなった。ここに皆で哀悼の意を捧げよう。」と訴え会場全体で黙祷を捧げました。
黙祷後、会員総会の開会を宣言されました。
(公財)日本自然保護協会経営企画部副部長
国際自然保護連合日本委員会副会長・事務局長
道家哲