ポスト2020作業部会(OEWG)三日目

3日目は、午前、ポスト2020枠組み作りのための作業計画(Program of Work)という議題で、どんなテーマをどこで、どう検討し、ポスト2020作業部会含む、どのフェーズで何を議論・合意していくかということを話しあう議題を扱いました。

コンタクトグループ会場

コンタクトグループ会場

途上国からは、テーマ別コンサルテーションが、様々に計画される一方、途上国が関心のある科学協力や技術移転、能力養成、持続可能な利用などのテーマがなく、テーマ別会合の設定のアンバランスを指摘する声がありました。
また、多すぎるコンサルテーション会合とOEWGとの関係性の明確化、地域バランスを考えた参加や多様な主体の参加の確保を望む声が上がりました。

また、先進国からは、テーマ別会合の追加などの申し出がでるなど、状況整理が行われました。最終日に向けてCRP文書が作られ、確認することになりました。

午後からは、ポスト2020の構造と各要素について、先日までの意見表明を踏まえて改めて作成された議長テキスト(Non Paper)をもとにさらに検討が進められました。会議は9時まで続きました。

道家哲平(日本自然保護協会/IUCN-J事務局長)

*今回の情報収集は、環境再生保全機構地球環境基金の助成を受けて実施します。