国際会議に参加して大切だと感じたこと(ユースレポート)
SBSTTAもついに閉会を迎えようとしています。そして来週の月曜日からはSBI(条約の実施に関する補助機関会合)が開会します。こちらに来てから、本会議場にて担当する議題の流れを追ったり、サイドイベントへ出席したり、GYBN(Global Youth Biodiversity Network)と交流したりと忙しく過ごしています。私は今回が初めての国際会議参加なので、すべてが新鮮です。
私は流暢な英語を全く話すことができず、言葉に詰まってしまうことが多いのですが、こちらが一生懸命どうにか話そうとすると、みなさんしっかりと聞いてくれたり、あとで連絡してね、と名刺をくださったりします。
たとえば、サイドイベントのプレゼンターをされていた方に発表内容に興味を持ったことを伝えたり、ロビーにいる方にわかものネットのチラシをお渡しして軽い紹介をしたり、GYBNと交流のあるドイツの方に個人的に興味があるドイツでの森林教育の取り組みについて質問したり・・・などなど
なんとかネタを探して自分から様々な国の方に話しかけて、今後のコネクションを作る機会をうかがっています。
また、SBSTTA開会の前に参加したWWF主催のポスト愛知目標に関する意見交換ワークショップでも、こちらが何か言いたいことがあれば、どんなに小さなことであってもしっかりと耳を傾けてくださり、ないがしろにせず、コメントを返してくださりました。
英語が上手く話せることよりも、英語が上手くなくても興味があること・伝えたいことがあれば、まずは話しかけてみる、という積極的な姿勢の方が大事なのだと感じました。
そのような少しずつの交流を通して、わかものネットを世界中の人に知ってもらうためのきっかけ作りに貢献できたらよいなあと思っています。
生物多様性わかものネットワーク 矢動丸琴子
(千葉大学大学院/園芸学研究科/環境健康学領域/博士後期1年)