UNDBの推進に向けて意見交換!(生物多様性条約事務局を訪問)
5月2日(水)に生物多様性条約事務局を訪問し、日本が提案した国連生物多様性の10年の推進に向けた連携について議論をしました。
条約事務局からは、リーダーのデービットアインズワースさん、ユースやグリーンウェーブ担当のシャンタルさん、環境省から出向中の吉中さん、野田さんが参加してくださいました。
日本からは、私と、UNDB市民ネットの三石さん、CEPA-Japanの服部さんが参加しました。日本の活動状況を紹介したあとで、条約事務局側の準備状況を伺いました。
アインズワースさんによると、
・国際生物多様性年は非常にうまくいったので、改めて国際生物多様性年に参加してくれた団体等をもう一度協力を呼びかけていきたい。
・UNDBの主なツールは、ウェブサイトとフェースブックを活用して、リマインドをしていきたい。
・UNDBメールマガジンの構想もあるが、条約事務局長と協議中である。
・国連生物多様性の10年国内委員会は、各国の活動を進めていくために非常に重要
・生物多様性日本基金のおかげで、COP11 CEPA Fairを開催できることになった。是非日本の生物多様性国内委員会の事例を紹介してもらいながら、各国に国内委員会設立を呼びかけてもらいたいと思う。
・今後とも、定期的なコンタクトを取っていきたい。
・参考になる事例:イギリスは国内委員会を設立。ロンドン自然史博物館のボブ・ブルームフィールドさんが窓口
フランス。IUCNフランス委員会がキャンペーンで活躍中。フロハンスさんが窓口。
・課題として、全世界共通の生物多様性の普及度と言う調査データが存在せず、どう測れば良いかということがある。Union Ethical BioTrade(http://www.ethicalbiotrade.org/)というところが生物多様性バロメーターという報告書を何年かに1度作っているのがある。また、世界動物園水族館協会(WAZA)との協力も検討している。
にじゅうまるプロジェクトについてもコメントを貰いました!
この事業は、目標1だけではなく、全20の目標に対するメインストリーミングストラテジーとして大変素晴らしいとのこと。世界自然保護会議や、RIO+20、COP11などの様々な機会を通じてPRして、各国を刺激してほしいし、一緒にやっていきましょうと言うことで盛り上がりました。
報告者 (財)日本自然保護協会 道家哲平