第16回科学技術助言補助機関会合の初日(4月30日)
COP11の準備会議であるサブスタがとうとう始まりました。前回と同様、かなりの人数(300人強?)が参加されているようです。本会議とともに、サブスタとIPBESとの役割整理に関する議論、地球規模生物多様性概况第4版、島嶼の生物多様性、海洋沿岸生物多様性、気候変動と生物多様性などテーマに関する意見だしがなされました。
会議の1日は、朝9時から始まるNGOミーティング(CBDアライアンス主催)、10時から13時までの午前のセッション、13時から15時までのサイドイベント、15時から18時までの午後のセッション、場合によっては夜のサイドイベントに参加し、遅い夕飯を食べてやっとホテルに戻るという生活を繰り返します。
SBSTTAの決定機関は、本会議あるいは全体会議(Plenary)と呼ばれる会議になります。ここで、議題の確認やSBSTTAの運営に関する決定、決議の採択がなされます。初日の本会議は、開会式(議長・生物多様性条約事務局長による挨拶)、各種議題と論点の確認、会議運営に関する事項の承認(本会議のもとに、作業部会(working Group)をもうけ、同時並行で協議を行なうことや、議題の割り振り、その共同議長の選出など)などがなされました。合意形成過程を図にしましたので、ご覧ください。
(財)日本自然保護協会 IUCN-J事務局主担当 道家哲平