生物多様性わかもの白書をお披露目 【生物多様性わかものネットワーク便】
5月4日 ユースの一大イベントとして、 水曜日の夕方にサイドイベントを開催しました。GYBNの普段の活動や役割、メンバーの紹介と愛知ターゲットに基づいたメンバーが行っている国内での活動についてプレゼンをしました。
私も、自分の所属する生物多様性わかものネットワークでどのような活動を行っているかプレゼンしてきました。わかものネットワークでは、ユースの国際会議派遣の他に、生物多様性を考えるための若者対象の合宿を開催、出前講演などを行っていますが、今回取り上げたのは中でも大きな活動であった、生物多様性わかもの白書です。
生物多様性わかもの白書とは 学生団体の生物多様性に関する活動の状況の把握し、まとめることと、それらユースの活動の広報を通じて、学生団体への支援を作ることを目的として、2015年6月に発行されたものです。 生物多様性に関する用語の理解度、活動の促進/抑制要因、活動の先進事例、活動内容の傾向の4つを調べ、統計的にまとめて冊子にして発行しました。成果として、わかものネットがやるべきことを明確化することができ、またこの冊子を環境団体に配ることで愛知ターゲットの1番、普及啓発に貢献しました。
SBIの議論の中で頻繁に報告のあり方が取り上げられています。これらをどのように使い、管理し、監視していくのかという議論は国際的な報告(書)に限らず、わかもの白書にも活かせるのではと思いました。ぜひとも、今後の活動に取り入れたいと思います。
わかものネットを大勢の前で紹介することは初めてだったので、改めて団体について考えることにもなり、他のユースの活動と比べることで客観的に自団体を見つめる機会となりました。この白書の活動はユースの活動として珍しく、かなり関心を持たれました。調査方法やアンケートを改良しつつ、白書の第二版をつくりたいです。
サイドイベントでできなかった愛知ターゲットに関する個人レベルの活動をブレインストーミングするワークショップは、会議場の外に模造紙を置いてやることになりました。通りがかる人を捕まえて地道に活動アイデアを集めています。ちなみに今日は、愛知ターゲット5の「生息地の破壊」に対して、「適切な場所に木を植える(木を植えればどこでもいいと思っているひとがいるから!)」という素敵な行動アイデアを書いてくれました。会議も終わりに近づいて、GYBNと過ごすのもあと少しと思うととても寂しいです。一緒に活動できる機会を十分活かして、通りがけの人に積極的に話しかけてアイデアをたくさん集めたいと思います。
生物多様性わかものネットワーク 稲垣里帆