地球規模生物多様性概况第4版(最終文書)の紹介
SBSTTA16のL文書がまとまりました。GBO4のタイミング、内容、作成プロセスなどについてまとまりました。大事なことは、各国で、第5次国別報告書(2014年3月末までに提出)を活用するということで、そこまでに、日本がどこまで進められるかですね。
下記は、SBSTTA16-L文書からポイントと感じたところをピックアップたものです。
<SBSTTAの決定> 本文書採択以降、効果を発揮
プロセスに関して
・作成のためのアドバイザーグループの設置
・COP12の時に発表する。
・SBSTTA運営会議に定期的に作成状況を報告し、随時、コメントを求めるという文章を挿入し、締約国の関与を高める。
内容に関して
・実施可能な政策的な対応、愛知目標の達成度合い(国の設定した目標や計画、現場での実施状況も含む)、2050年目標の達成に愛知目標達成がどう貢献するか、MDGにどのように愛知目標が貢献しているかを評価する文書にする
その他
・UNEP-WCMC, Biodiversity Indicator Partnership, FAO、Global Biodiversity Information Facility, GEO-BONN, Diverisitasに情報提供を求める。
・GBO3の評価(中身だけではなく、作成プロセスなどの評価も)とGBO4作成計画をIPBESの事務局と共有し、協力を検討してもらう。
<COP決議として>COP11での採択後に効力を発揮
・各国や他の政府に対して、第5次国別報告書を通じて情報を提供すること。[指標等はSBSTTAで作ったリストを活用すること]
・GBO4のドラフトを、SBSTTAに提出し、検討すること
などをCOP11で採択すべき草案をまとめました。
報告書 (財)日本自然保護協会 IUCN-J担当 道家哲平